2018年09月17日(月) |
あくしゅしよう。タッチしよう。 |
夏の忘れ物はいったい何だったのだろう。
今日も厳しい残暑となる。
敬老の日、娘がお休みだったので母の病院へ一緒に行ってくれる。
母にひ孫の顔を見せてあげたかった。どんなに喜ぶことかと。
ほぼ2年ぶりではなかっただろうか、親不孝な娘である。
ほんの10分足らずの面会で母も心残りだったろうけれど
孫たちはひいばあちゃんのことをまったく憶えておらず
あやちゃんはすぐに帰りたがり、めいちゃんはとまどうばかり。
「あくしゅしよう、タッチしよう」と母が言ってくれたけれど
結局なにも出来ず、なんともあわれでならなかった。
娘が助け舟を出してくれて「おばあちゃん頑張って」と声を。
母の目に涙が浮かんでいたようだった。もっとそばにいてあげられたら。
帰り道、娘が子供たちに「おばあちゃんのお母さんよ」と。
「ふ〜ん」とあやちゃん。やはり不思議でならないのだろう。
このままではいけない。もっともっと会わせてあげなければと思う。
少し複雑な思いが込み上げてきたけれどそれなりに
「敬老の日」が出来たのかなと自分を宥めている。
ひいばあちゃんがいなかったらおばあちゃんは生まれてこなかった。
おばあちゃんがいなかったらお母さんも生まれてこなかった。
お母さんが生まれて来なかったらあやちゃんもめいちゃんも。
母あってこその「いま」なのだとあらためて母を想う。
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