少しひんやりの朝だったけれど日中はよく晴れて暖かくなる。

洗濯物と海苔が乾くのはほんとにありがたくて嬉しい。


ＮＨＫの朝ドラを見てからぼちぼちと川仕事へ。

大潮なのですごい勢いで潮がひいていく。

あらまあ、昨日修復したばかりの漁場がまた杭が抜けていた。

とにかく少しでも海苔網を軽くしなくてはとせっせと収穫。

それからまた修復作業でじいちゃんとふたりくたくたになって帰る。

例年並みだとあと二週間ほどで海苔が死んでしまう。

「もうすぐ終わるのに」と私がぼやいていたら

「ちゃんと直しておかんといかん！」とじいちゃんに叱られてしまった。

めんどくさがりですぐに投げやりになってしまう私の悪い癖だった。

明日もまた同じことの繰り返しかもしれないけれど

最後まで諦めずに頑張らなくてはと肝に命じる。



午後はゆっくりと買い物。カートを押しながらまるでご老人。

身体中が重くて颯爽と歩くことなどとても無理だった。

スーパーで小学校の時の同級生を見かけた。

すぐ近くにいたのにどうしても声をかけられず。

すらっと伸びた長い足。髪には白髪も見えずとても若々しかった。

教職に就いていたからもう定年後のスローライフを送っているのだろう。

懐かしい幼馴染だというのに声もかけられない自分が情けない。


老いを認めその老いにどっぷりと自ら飛び込んでいる自分。

人それぞれなのかもしれないけれどそれが私の「生き方」かなと思う。

そんな自分をゆるしてあげたい。ありのままで良いのだよって。



今日もそれなりに笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。

保育園から帰った孫たちと今日も土手の道を散歩する。

私は私なりの「ばあちゃんライフ」を楽しんでいますよ。