今朝はこの秋いちばんの冷え込みだったようだ。 冬の足音がすぐそこまで近づいている。 ひたひたひたと忍び寄るような気配を感じた。
仕事をずる休みして娘の家に遊びに行こうともくろんでいたけれど、 結局言い出せずしぶしぶとした気持ちで山里の職場へ向う。 そうしたら母が「来てくれてありがとう」と笑顔で迎えてくれた。 そう言われるとやはり嬉しいもの。ああ来て良かったなって思った。
山あり谷ありの職場。いつまでたっても目の前に山がそびえている。 一難去ってまた一難。気が重くなるような日がずっと続いている。 かと言って自分ひとりで逃げ出すわけにもいかず母の苦労を思う。
年老いてずいぶんとちいさくなった母。 楽天家だった母も最近ではよく弱音をはくようになった。 だからこそ助けてあげなくてはいけない。親孝行をしようと思う。
笑顔ではじまる朝はほんとうにありがたい。 なにか良いことがありそうな気がして心がぴょんぴょんしてくる。
「鏡を見てみなさい。そのしかめっ面はどうしたの?」と。 よく母に言われることがある。とてもはっとする一言だった。
母はいつも私の顔を見ている。私の笑顔を待っているのだなと思う。
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