ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2012年10月12日(金) 焼酎のおんちゃん

窓辺に佇みながら夕焼け空をぼんやりと見ているのが好きだ。
そんな余裕もなくあっという間に暮れていく日もあるけれど
今日は空がゆっくりと待っていてくれたのかもしれない。


仕事が忙しくばたばたと慌しい一日だった。
いつも暇つぶしに遊びに来てくれる常連さんが来てくれたけれど
今日は話し相手をしている暇はないと、ちょっと無愛想だった私。

そうしたらそのお客さんが珍しい焼酎を持って来てくれていて
「姉よ、まあ焼酎でも飲めや」と笑顔で話しかけてきてくれた。

「おんちゃんみたいに昼真っから飲めんよ」と言うと。
「家に持って帰って今晩ゆっくり飲んだらえいわ」と応える。

私が苛々と忙しそうにしていたのをすぐに感じとったのだろう。
無愛想な顔をしてほんとうに悪かったなと深く反省させられた。

高知ではそうそう手に入らないだろう倉敷の芋焼酎だった。
まあ嬉しいとすぐに頂くわけにはいかず遠慮していたのだけれど
おんちゃんは「持って帰れ言いよるろうが」の一点張りであった。

そうなったら笑顔で受け取るのがいちばん良いのだと思いなおし
遠慮なくいただくことにする。内心はやったあとすごく嬉しかった。

「こりゃあ美味いぞ!」おんちゃんの言ったとおりだった。
いつも飲んでいる芋焼酎よりずっと美味しいのだ。

「おんちゃん最高に美味しかったよ」
月曜日に会ったらちゃんとお礼を言おう。嬉しかったよと素直に言おう。

おんちゃんは亡き父と同じ歳だった。

お父ちゃん・・と呟きながらほろ酔っている今宵である。



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