もう天の国に帰って行ってしまうのか。 送り火は寂しいけれど、その炎が燃え尽きてしまうまで手を振ろう。
今年ほどお盆をありがたく思ったことはなかった。 帰って来たよと知らせてくれたおかげで 亡き義父の存在を強くつよく感じることが出来た。 姿かたちは見えなくても魂は永遠にそばにいてくれるのだと思う。
そうしてこれからもずっと私達家族を見守っていてくれるだろう。 それが何よりも心強いこと。それが何よりもありがたいことであった。
昨夜は姑の家に家族がみな集まりささやかな宴をひらく。 笑顔の花がいっぱい咲いてとてもにぎやかで楽しい夜だった。 義父もどんなにか喜んでくれたことだろう。 みんなの声を聞きながら嬉しそうに微笑んでいる顔が見えるようだった。
57歳の若さで逝ってしまった義父。どんなにか心残りだった事だろう。 その時まだ一歳だったサチコも今年は母親になることが出来た。 ひ孫の顔を見てくれましたか?ひいおじいちゃんになったのですよ。
来年もまたきっと帰って来て下さいね。みんなで待っていますから。
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