曇り日。風もなく蒸し暑い一日だった。 朝の涼しいうちにと娘の家に綾菜を連れに行く。 一日中のお守りは大変だぞと夫は心配していたけれど。 私はウキウキとした気分でとても楽しみでならなかった。
機嫌よく玩具を手に持ってひとり遊びをしてくれたり、 眠くなってぐずっても抱っこしてあげたらすぐに寝てくれる。 思ったよりずっと楽チンだなって喜んでいたのだけれど、 お腹が空くとやはり最初に母乳を欲しがってちょっと大変だった。 ミルクを作って冷ましている間、あまりにも泣くのでジージが抱っこ。 「ほら、やっぱり大変じゃないか」と言いながらもちょっと嬉しそう。
午後は二時間ほどぐっすりと眠ってくれて私も添い寝をする。 なんとも平和なひと時。綾菜の寝息が耳に心地よく伝わってくる。
そうこうしているうちに娘が早目に迎えにやって来る。 預けっぱなしはやはり心配だそうで落ち着かなかったようだ。
母乳を飲んでいる綾菜の顔はとても満足そうだった。 お母さんのお乳がいちばんなのだなとつくづくと思う。
またこんな一日があれば良いな。おそるおそる娘に訊いてみる。 たまには良いけれどやはり娘の家に私が行くほうが良いようだった。
今度は水曜日。午前中だけのお守りを頼まれる。 それでじゅうぶんと思えないバーバのなんと欲張りなことだろう。
娘と綾菜が帰ってしまうと、なんだか火が消えたように静かな我が家だった。
|