朝から蝉の大合唱。残暑の厳しい一日となる。 どんなに暑くても青空が子供のように嬉しかった。
今は亡き祖父母の家で過ごした夏をふと思い出す。 川遊びの楽しかったこと。スイカが美味しかったこと。 何よりも優しかった祖父母の面影が懐かしくてならない。
お盆も近くなった。祖父母に会えたらどんなに良いだろうか。
平日だったけれど午前中は孫の綾菜と過ごしていた。 娘からお守りを頼まれるとほんとうに嬉しくてならない。 笑顔と寝顔。見ていると愛しさがあふれんばかりに込み上げてくる。
長生きをしたい。祈るように思っていた。 この子の成長を見届けたい。せめて二十歳になるまでは。 そう思えばひ孫の顔も見たくなるのは欲と言うものだろうか。
あと二十年。長いようであっという間に歳月が流れてしまうかもしれない。 私はいったいどんなおばあちゃんになっていることだろう。
なんとしても生きていたいものだ。いや生きていなくてはいけないと思った。
命のろうそくが消えないようにそっと手をかざす。
そんな日々がこれからも続くことだろう。
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