相変わらず暑い日が続いている。朝から元気に蝉が鳴いていた。 おひさまも元気いっぱい。負けないように自分も元気でいなくては。
いつも日記を書かせていただいている「エンピツ」が昨日から繋がらなくなった。 サーバーが落ちている様子で不安がつのる。どうか無事に復旧して欲しいと願うばかり。 なんだか大切な日記帳を無くしてしまったようなどうにも落ち着かない気分である。 まさか10年分の日記が消滅してしまうことはないと思うけれど、 もしそうなったらショックで立ち直れないと悪い事ばかり考えてしまうのだった。
気を取り直して、とにかく明日を待とう。明日はあしたの風が吹いてくれるから。
毎日お参りに行っているお大師堂でも昨日とても残念なことがあった。 長年備え付けてあった「お大師ノート」が忽然と消えてしまったのだ。 それはもう二冊目になっていて泊まってくれたお遍路さんの心のこもった言葉の数々。 あるお遍路さんはお大師堂から見える四万十川の風景をスケッチ画にして残してくれていた。 それは地元の者とお遍路さんとを繋ぐとても貴重なノートに他ならなかった。
そのノートのすべて。それからお遍路さんが残してくれた納め札のすべてが消えていた。 いったい誰が、いったい何のためにそのようなことをしなければいけなかったのか。 私はしばし放心状態になりお大師さんの前でなんとも嘆かわしい気持ちになってしまった。
その足で地区の区長さんのところに相談に言ったけれど、声が震えてうまく話せない。 よほど動揺していたのだろう。区長さんも頷いてくれて近いうちに対処してくれる事になった。 とにかく返して欲しい。その一言に尽きる。持ち去った人の「こころ」がとても悲しい。
そんなことがあっても、お大師さんは何事もなかったように微笑んでいる。
この世にはしかたないことがたくさんあるのだよとおしえてくれているのかもしれなかった。
けれどもあっけらかんと生きていくことはなんてむつかしいことなのだろう。
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