週末のお楽しみ。孫の綾菜と過ごす一日。 一人遊びが出来るようになってからお守りもずいぶんと楽になる。
ぐるぐると回るメリーゴーランドのような玩具がお気に入りで。 つぶらな瞳でじっと見つめているかと思えば手を出して触れようとする。 これからいろんな物に興味を示すようになるだろう。楽しみなことだ。
綾菜の成長はもちろんのこと娘がとても母親らしくなってはっとする時がある。 特に我が子に話しかけている様子はとても微笑ましくてならなかった。 母親の愛情がいっぱい。そのすべてが綾菜に注がれているように思う。
娘が赤ちゃんだった頃、私もこんなふうに話しかけていたかしら。 思い出そうとするのだけれど、何ひとつ思い出すことが出来なかった。 母乳を飲ませた記憶さえない。いったいどうやって育てていたのだろう。
気がつけば歩き始めていた。そうしてお兄ちゃんの後を追い掛けていた。
愛情不足だったかもしれない。私は育児に疲れていたのかもしれない。 それなのに素直で明るいまるでひまわりのような娘に育ってくれた。
もう30年も昔のこと。私はひまわりの種など蒔く余裕さえなかった。
それはきっと娘がこの世に生まれた時に握り締めていたのだろう。
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