梅雨入りをしたとはいえ今日は快晴となる。 爽やかな風がありがたく蒸し暑さも感じなかった。
早朝、窓を開けるなりちりんちりんと鈴の音が聞こえてきて 土手の道をお遍路さんが通り過ぎて行くのが見えた。 その姿に思わず手を合わす。鈴の音はどんどんと遠ざかって行くばかり。 もしかしたらお大師堂に泊まっていたのかもしれないと思った。 昨夕は雨に負けてしまってお参りに行かなかったのが悔やまれる。
今日こそはと出掛けてみるとお大師さんの傍らに納め札が供えれていた。 被災地気仙沼の住所にはっとして胸が締め付けられるような思いだった。 大切なひとを亡くされたのかもしれない。供養の旅だったのかもしれない。
今朝聞いた鈴の音が耳によみがえる。決して忘れてはいけないのだと胸に刻んだ。
会えるひともいれば会えないひともいる。 縁というものは時にはたよりなくか細い糸でつながっているのだろう。
けれども鈴の音が大切なことを伝えてくれたような気がして心に残る。
ちりんちりんと今日もその音を響かせながらそのひとの旅は続く。
|