花が枯れてしまうといつも庭の隅に追いやられていたアマリリス。 水遣りもろくにせずにほったらかしにしていたというのに。 いつのまにか茎が伸びて「ほらここにいるよ」と今年も咲いてくれた。
なんと健気な花なのだろう。忘れていた事を詫びるようにその花を愛でる。 ありがたいこと。嬉しいことはいつも思いがけなく私のそばにあった。
「手助けが必要だったらいつでも呼んでね」昨夜娘にメールしていたけれど。 電話はとうとうかかってこなかった。サビシイの一言に尽きる。 でもそれは娘なりに一生懸命頑張っている証拠でもあるのだから。 とても良い事なのだと思えるようになる。平穏無事が何よりだった。
姫女苑の花があちらこちらにたくさん咲いた散歩道。 お大師堂でお参りを済ませしばらく風に吹かれていた。 川の水がひたひたと囁いているのも耳に心地よく響く。
そんなふうにぽつねんと佇むのがとても好きだった。 生きているんだなってすごく感じる。命ほどありがたいものはない。
ありがとうございました。もう一度お大師さんに手を合わせて帰る。
そこにもアマリリスの花がたくさん咲いていてとても可愛い。
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