晴れのちくもり。風もなく蒸し暑さを感じる。
お遍路万歩計がいつの間にか高知市内の竹林寺に到着していた。 身につけるようになってからちょうど四ヶ月経っている。 毎日ほんとに少しずつだと言うのになんだか信じられないような気持ちだ。 四万十に着くのはいつの事だろう。ゆっくりゆっくりと歩いて行きたい。
相変わらず孫中心の生活が続いているけれど。 これから先のことを思うとあまりべったりし過ぎてもいけないなと思う。 綾菜の世話はなるべく娘に任せて、私は身の回りの家事を頑張ってみた。 どうして?今まで通りで良いのにと娘は言ってくれるけれど。 アパートに帰ってから一人で出来ない事があっても困るだろうと思う。 世話をやきたくてもぐっと我慢をする。それは思った以上に寂しい事だった。
晩ご飯は「酢豚」が良いと娘が言うので腕をふるってそれを作る。 夫婦ふたりきりだと手抜き料理ばかりだったので、酢豚なんてほんとに久しぶり。
おいしい、おいしいと娘が喜んでくれて私もすごく嬉しかった。 こんな日にお兄ちゃんも来れば良いのにねって娘が言う。
そういえば息子はどうしているのだろう? 娘と綾菜が我が家に来てから一度だけ顔を見せてくれたきりだった。 遠慮なんてしなくても良いのに、私が忙しいと思っているのかもしれない。
母さんは忙しいのが大好き。家族みんなの笑顔がそろうのが最高に嬉しいのだよ。
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