曇り日。気温も平年並みに戻り過ごしやすかった。
今日こそはと川仕事を再開したけれど。 行ってみてびっくり。海苔がすっかり弱っていた。 昨日の暑さが原因かもしれない。水温が高過ぎたのだろう。 もう駄目かもしれないね。つぶやきながら収穫ををした。
自然相手のこと。覚悟はしていたけれど残念でならない。 けれども「もうじゅうぶんさ」彼の言葉にうなずいていた。
豊作の年もあれば不作の年もある。 欲を言えばきりがなく、どんな年も恵まれているのだと思いたい。
帰宅すると庭に息子のクルマがあった。 夜勤明けだったらしく茶の間のソファーでぐっすりと眠っていた。 そっとしておいてあげようと忍び足で動く父と母であった。 息子の寝息がこだまする。なんだか溜息のような寝息だった。
夜勤明けだというのに夕方から職員会議があるのだそうだ。 目覚めた息子は愚痴でいっぱい。そうか、そうかと聞いてあげる。
いつもより早目に夕食。その頃には息子も笑顔になっていてほっとした。
ケイタイのスケジュールに妹の出産予定日を入れていた。 何かあったら俺にも絶対知らせてくれよ。妹おもいのお兄ちゃん。 姪っ子が無事に出来るのをとても楽しみにしているようだった。
「じゃあまたね。気をつけてね」
「おぅ!さんきゅー」
父と母と息子の声がこだまする。ああ今日もよき日をありがとう。
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