今日も雨。絹のようにやわらかな雨が降っていた。
あおさ海苔初出荷の日。荷台をシートで覆って無事に運び終える。 海苔の「お嫁入り」と言っている。送り出すときの気持ちはやはり わが娘が嫁ぐ日に似ている。嬉しいようなちょっとせつないような。 どうかたくさんの人に食べてもらえますように。それが海苔の幸せ。
川仕事も数日間の休養をさせてもらった。明後日からまた収穫が始まる。 もうひと山越えなければいけない。ようし!と気合満々であった。
雨の日曜日らしく午後は炬燵にもぐり込み怠惰に過ごす。 うたた寝が心地よい。とろりとろりと夢もみたりする。
散歩の時間にはちょうど雨もやんでいてよっこらしょと出掛けてみた。 お大師堂の日めくりは昨日のまま、今日も来ましたよとそれをめくる。 数日前にお供えしてあったお菓子が袋ごとどこかに消えていた。 お大師様が食べてくれたのかなと思うとそれも嬉しさに変わる。
お大師堂の前のソメイヨシノ。固かったつぼみがふっくらとしてきた。 雨上がりのしずくがきらきらと眩しい。きっと恵みの雨だったのだろう。
河川敷を歩けば木々の新芽も見え始めちっちゃな緑がとても可愛い。 植物がみな喜んでいるように見える。雨上がりって良いものだなと思う。
そうして今日も平穏に暮れていく。
毎日が奇蹟のようでありがたくてならない。
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