節分の朝。気温はマイナス5度。 この冬いちばんの冷え込みとなった。
台所にいて吐く息が白いのにおどろく。 作っていたお味噌汁の湯気があたたかい。
道路が凍結しており少し遅れて出勤する。 途中でスリップ事故を目撃し身震いをした。 はらはらどきどきしながら無事に職場に着く。
晩ご飯は恵方巻き。わかめスープも作った。 北北西はこっちかなと無言で食べようとしたけれど。 あまりに美味しかったので「うまい!」と呟いてしまった。 食べる時にしゃべってはいけないなんて迷信だと良いな。
夕食後、豆まきをしようと彼を誘ってみたけれど。 俺は嫌だと言ってとりあってくれなかった。 今年還暦で年男なのにと残念でならない。
仕方なくひとりで豆まきをする。 「鬼はそと福はうち」大きな声を出すのはちょっと照れくさい。
今のささやかな幸せがずっと続きますようにと願う。
このままでじゅうぶんなのだ。これ以上の福などいらない。
ありがとうございました。
鬼が潜んでいるかもしれない夜にそっと手を合わす。
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