| 2011年12月11日(日) |
お遍路さん(その9) |
今日も冷たい風のいちにち。 そんな寒さにも日に日に慣れていくのを感じる。
被災地もどんなにか冷え込んでいることだろう。 9ヶ月が経った。ただただ祈り手を合わすことしか出来ない。
どうかひとりでも多くの人に光が届きますように。
そうして自分がどんなに恵まれているかを思い知る日でもあった。
夕暮れ間近のお大師堂でまた嬉しい再会がある。 先月の始めに出会ったお遍路さんがまた巡って来てくれたのだ。 その時には少し挨拶をしただけで終わっていたけれど。 今日はお遍路さんのほうからたくさん話しをしてくれた。
びっくりしたのは94回目の巡礼だということ。 最初は30年前。まだ24歳の若さだったらしい。 とにかく旅をするのが好きで暇さえあれば旅に出ていたそうだ。 目標は100回でそれを達成したら今度は日本一周が夢だという。
その夢を語るときのなんと嬉しそうなこと。きらきらと輝く瞳。 旅こそがその人の人生であると言っても多言ではないだろう。
お遍路は厳しく辛いこともたくさんあるけれどそれも楽しい。 いちばん嬉しいのはいろんな人との出会いがあることだと言う。
私もそのひとりなのだとしたらなんとありがたいことだろう。
別れ際その人は手を合わせて深々と頭を下げてくれた。 感謝しなければいけないのは私のほうである。咄嗟に私も手を合わす。
素敵なご縁をありがとうございました。またきっと会いましょうね。
|