ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年10月31日(月) つわぶきの花

思いがけないほどに暖かな朝。
朝陽が射し始めると青空が広がっていく。
風もないのに雲はどこに流れていくのだろう。
そうしてゆっくりといちにちが始まっていった。


いつもの峠道を行けばつわぶきの花がそれはたくさん咲いていて。
山肌からこぼれるようにその愛らしい顔をのぞかせている。

太古の昔に初めて咲いた花は黄色だったと聞く。
山や野に咲く花はまるで歴史そのもののようにも思える。


あちらこちらにとその花を見つけては「おはよう」と声をかけた。
もちろん応えてはくれない。けれどもそっと耳を澄ませてみる。

花たちは確かに語らっている。あたりの緑もささやいている。

山全体が歓喜の声をあげているように私には感じられた。

そんな峠道を鈴の音を響かせながらお遍路さんが歩いて行く。

私も歩きたいなってすごく思った。もっともっと耳を澄ましてみたい。


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