朝のうちほんの少しだけ雨が降る。 静かにしっとりとあたりが潤っていく。 雨のにおいが好き。とても心が落ち着く。
あいかわらず何をするでもなく。 ひたすらのんびりと過ごす休日。 平凡で退屈な時間がまた愛しい。 午後はたっぷりと昼寝などする。
楽しみなのは散歩の時間だった。 雨のにおいが残る道を歩いて行く。
風のない日の川はまるで湖のよう。 ひたひたと水がかすかに歌っている。
のどかに釣り糸をたらす川船の老人。 こんにちはと声をかける散歩仲間達。
まるで時間が止まってしまったようなひと時。 とっくんとっくんと動いているのは私の心臓。
生きていることをもっともっと感じていたい。
|