| 2011年10月29日(土) |
お遍路さん(その6) |
雨が降りそうで降らず曇り日のまま日が暮れる。
里芋を煮た。また作り過ぎてしまってお鍋にいっぱい。 こんな日に息子が来てくれたら良いのになって思った。
夕方散歩に行く時にお米を少々持って行く。 実は水曜日に再会したお遍路さんがお大師堂に逗留していて。 昨日会った時に「お米持って来て下さいよ」と頼まれていたから。
でも正直言ってそれが少し不愉快でもあった。 お接待やお布施は確かに大切なことだけれど。 頼まれてすることではないのだと思っていたから。
どうしようかなと今日は朝から悩んでいたけれど。 ほんとうに困っているのなら助けてあげなくてはと思う。
少し後味が悪いような気もしたけれど。 その人が喜んでくれるのがいちばんだと思ったから。
でも今日も居るはずのその人がそこにいなかった。 お大師堂の掃除もしてくれたのか綺麗に片付いていた。
なんだかキツネにつままれたような気持ち。 予定を変更して今朝のうちに旅立ったようだった。
そうしてまたひたすら歩き続けるのだろう。 帰る家がないのかもしれない。終りのない旅なのかもしれない。
そう思うと。たとえ一瞬でも不愉快に思った事を心から詫びた。 お米をと言ったその人の笑顔がすべてを物語っているように思えた。
あの笑顔がその人のほんとうの姿なのだろう。
またきっと再会しましょう!
今度は頼まれなくてもお米を差し入れしますからね。
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