空は気持ちよく晴れ暖かく穏やかな祭り日和。
朝、高台の神社からお神輿が出て秋祭りが始まる。 どんどこどんどこ太鼓の音に誘われて祭りの広場へと出掛ける。
地区のちいさなお祭りだけれど毎年楽しみにしている。 太鼓の音はもちろんのこと太刀踊りがとても好きだった。
くるりくるりと太刀をまわしながら勇ましく踊る男の子たち。 古くからの伝統を今に受け継ぎ今年も新しい踊り子が加わった。
その一人には息子の同級生の子供もいて。 もうこんなに立派に成長したのかとおどろく。 小学四年生。まだあどけない顔のままとても上手に踊っていた。
息子にもこんな頃があったなと懐かしく思い出す。 上手に踊れるかしらとはらはらしながら見守ったことだった。
ずいぶんと歳月が流れてしまったけれど昨日のことのよう。 そうして少年は青年になりすっかり大人になってしまったけれど。 地元に住んでいれば今も青年団で活躍していたことだろう。
もう一度見てみたいなと無理なことをついつい願ってしまう。
母親ってみんなそうなのかもしれない。
どんなに成長しても子供の頃のあどけない笑顔が懐かしく愛しくてならない。
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