| 2011年10月21日(金) |
生きているということ |
朝からどしゃ降りの雨。 夕方から風も強くなりまるで嵐のような夜になった。
雨は嫌いではないのだけれど降り過ぎるとやはり怖くなる。 ちょうど良いくらいの雨というのもなかなか難しいものだ。
やまない雨はないという。そっとその時を待つしかなさそう。
朝の職場に思いがけない訃報が届く。 常連のお客さんが突然亡くなったという。 三日目前に来てくれたばかりだというのに。 なんということだろうとひどくショックを受けた。
いつも朗らかでにこにことした笑顔のひとだった。 ひとはこんなにもあっけなく逝ってしまうものなのか。 それは今まで何度も思い知らされてきた事だったけれど。 どうしてもすんなりとは受けとめられない事でもあった。
さびしいね・・・。うん、寂しいねと母とつぶやきあう。
明日は我が身かもしれないと思うと生きている事が奇蹟にも思える。 それは若い頃には思いもしなかった今だからこそ言えることである。
ねえ新しい本を買ったの。お昼休みに読んでみない? 母から手渡されたのは100歳の詩人柴田トヨさんの第二詩集であった。
読みながら涙があとからあとからあふれてくる。
生きているということはこんなにも優しくなれるということ。
生きているということはこんなにもあたたかくなれるということ。
そうしてたくさんの勇気を人々にとどけられるということ。
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