朝からの雨が降りやまず時折りどしゃ降りの雨。
峠道で追い越したお遍路さんのことが気にかかっていた。 若い女性だった。雨の日の歩きはどんなにか辛い事だろう。
せめて声をかけてあげれば良かったといつも後から悔やまれる。 かといって雨がやむわけもなくなんの力にもなれないのだけれど。
いつも元気をいただくばかり。恩返しをしたいものだとつくづく思う。
仕事は今日も来客が多く慌しく時間が流れる。 いつもより少し遅く帰宅。たまにはそんな日もある。
散歩の時間になっても雨は小降りにはならず。 仕方なく今日の散歩は諦めてしまった。
犬小屋に晩ご飯を持って行くと。 あんずがめんどくさそうに顔を出した。 彼女は雨に濡れるのをとてもいやがる。 顔だけ出してドックフードを食べる仕草がまた愉快。
「おしっこ大丈夫?」訊いても返事があるわけもなく。 お腹が空いていたのかわき目も振らずがつがつと食べた。
そうして今日も暮れていく。あっという間にあたりが暗くなる。
特に変わったこともない平凡な一日だった。 それがとてもありがたいことなのだと最近よく思う。
夜が来れば焼酎のお湯割をちびりちびり。 平穏を肴に飲めることもまたありがたいことだった。
ぽつねんとしていてちっぽけな自分だなと思うけれど。
今日をここに記す。生きている限りそんな自分でありたい。
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