| 2011年10月05日(水) |
お遍路さん(その5) |
今にも雨が降り出しそうな空模様。 こころがしゅんとしぼみそうなのを。 ぷうっと息を吹き込むようにして出掛ける。
いつもの山道。今日はひとつの予感があった。 先日会えずじまいになっていたお遍路さんに。 なんとなく会えそうな気がしてならなかったのだ。
山里へと続く峠道は遍路道になっている。 毎朝かならず見かけるお遍路さんの姿に。 そのひとを重ねる。とにかく声をかけてみよう。 そう決めていつもよりゆっくりとクルマを走らせた。
一人目のお遍路さんを発見。勇気を出して声をかけてみる。 そうしたらなんとまさにその人が会いたかったお遍路さんであった。
縁がなかったのだと一時は諦めていたけれど。 この山道があったからこその縁なのだとあらためて思う。 どこかで繋がっていてくれたのだなと感謝せずにはいられなかった。
ネットの実況を毎日見ていて、はらはらと心配になる時も多かった。 けれども実際に会うそのひとはとても元気でたくましい青年であった。
苦難に立ち向かおうとする勇気。それをそのまま授かったように思う。 なんとありがたい出会いだろう。感動で胸がいっぱいになった。
立ち話をしているうちに雨がぽつぽつと降り始める。 おせっかいを承知でクルマに乗ることをすすめたら。 快くうなずいてくれて一緒に山里へと向かうことになる。
その間いろんなことを語り合う。なんとも親近感がわいてきた。 もっともっと語り合いたい気持ちでいっぱいになった。
お別れはとても名残惜しかったけれど。これも一期一会。
巡り会えたことをかけがえのない宝物のように思って。
これからの旅の無事を祈り続けたいと思う。
苦しい日もあるけれど嬉しい日もきっとあります。
負けないでがんばって下さいね!
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