晴れのちくもり。週末は雨になるという。 その雨があがれば一気に肌寒くなるらしい。
そうして10月になるのか。なんとも早いものだ。 誰かに背中を押されているように日々が流れていく。
せめて気持ちはゆったりと過ごしたくてならなくて。 時々は空を仰ぎながら深呼吸をすることを忘れない。
こころは雲。ぽっかりと空に浮かぶ雲。
いつまでもそうして風の吹くままでありたいものだ。
先日の嬉しい知らせからこっち。サチコのことが気掛かりでならない。 悪阻が始まっていると聞けば、気分が悪いのではないかと心配になる。 二日続けて電話をしてしまったのでさすがに今夜は遠慮しているものの。 毎晩声が聞けたらどんなに安心だろうと、心配性の母そのものだった。
そうして娘の身を自分に重ねる。まるで自分も妊婦になった気分だ。 初めての妊娠は不安で心細いものだから、母も不安で心細くなる。
けれどもそんな娘を励ますのも母の役目だった。
だいじょうぶ!母さんもそうしてあなたを生んだのよ!って。
愛しい我が子が母になる。それはなんだか夢のような出来事だった。
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