今朝の涼しさは肌寒いほどだったけれど。 日中は真夏日となり雲ひとつない青空が広がる。
山里の職場に着くなり訃報が舞い込む。 近所に住む同級生が昨日亡くなった知らせだった。
寝耳に水とはまさにこんなことを言うのだろう。 とても信じられない気持ちですぐに駆けつけたけれど。 やはりそれはほんとうの出来事であった。
私がこの山里に転校してきたのは9歳の頃。 彼はすぐ近くに住んでいてよく一緒に遊んだものだった。 体格が良くてふっくらとしていていつもにこにこしていたっけ。 おだやかな性格で悪戯っ子という印象はあまりなかった。
その後三年間。彼とはずっと同級生であったけれど。 私はまた転校しなければいけなくなってもう遊べなくなった。
そんな彼と再会したのは二十歳を過ぎたばかりの頃だった。 彼は地元の消防署に勤めていてすぐに会うことが出来た。
子供の頃と少しも変わらない。にこにことした笑顔で。 「おう!」とか言って。気軽に声をかけてくれたのだった。
幼友達というものはほんとうに良いものである。 いくらおとなになっても子供の頃の思い出は消えることがない。
そんな彼が死んでしまったという。 その事実を受け止めるしかなかった。
だってそれはどうしようも出来ないことだもの・・・。
残されたわたしたちはなんとしても長生きをして。 彼の歩めなかった道を突き進んでいくしかない。
悲しみよりも寂しさがつのる。どうしてこんなに寂しいのだろう。
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