お盆休みも終わりまた日常がかえって来る。
山里ではあちらこちらで稲刈りの風景が見られた。 ほんのりと藁のにおい。それがとても懐かしく感じる。
子供の頃から慣れ親しんできたおじいちゃんちのにおいだ。
どんなに歳月が流れてしまっても忘れられない事がたくさんある。 思い出していると一瞬のうちにその頃にかえっていく自分がいた。
いちにちいちにちを大切に生きたい。 いつかそのすべてが思い出になる日が来るかもしれない。
仕事は少し多忙。どうしたわけか母のご機嫌が悪く。 気づけば自分も苛立ってしまっていたようだ。 それを母に指摘されはっと我にかえったけれど。 ついつい母の顔色を伺ってしまう癖が私にはあった。
みんなが穏やかに微笑んでいられたらどんなに良いだろう。 そのためには自分がいちばんにそうするべきだとつくづく思う。
夕暮れ時の散歩道。ほんの少し日が短くなったことを感じる。 昼間の熱を冷ますように土手を吹く風がとても爽やかだった。
ふっとそれが秋風のように思って胸がせつなくなる。
去るものは追えない。
夏の後姿はどうしてこんなにさびしいものなのだろう。
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