今日も不安定な空模様だった。 ご機嫌ななめの空はいつ泣き出すやらわからない。 それも突然に号泣するかのようにどしゃ降りの雨を降らす。
山里の職場では母が庭の草引きを始めた。 無理をしないようにとすぐに止めたけれど。 涼しくて面白いよと言ってその手を休めない。
それだけ元気になってくれたのだろうかと。 心配をしつつもちょっと嬉しい気持ちになった。
お昼。息子からメール。 例のごとく「晩飯たのむ」だった。
そういえばうなぎを食べたがっていたなと。 ちょっと奮発をして今夜はうな丼にすることにした。
青白い顔。目の下には隈も出来ていてずいぶんと疲れている様子。 職場でちょっとショックな出来事があったようで。 どうやらそのことを話したかったようだった。
父も母も真剣に耳を傾けることしか出来ないけれど。 そうすることで少しでも気が楽になってくれたらと願う。
そのために父と母がいる。だからいつでも帰っておいで。
大盛りのうな丼を平らげるなり息子は去っていった。
父と母は息子の抱えているだろう苦悩を思う。 どんなにか耐えている事だろうとその痛みを思う。
頑張れとは一度も言った事がない。
だってもうじゅうぶんに頑張っているのにちがいないのだもの。
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