雨戸を閉め切った家の中で一日を過ごす。 いまだ暴風雨圏内にあるようだけれど。 今は雨も降りやみ小康状態と言ったところか。
つい先ほど川の様子が気になり見に行って来たが。 かなり増水しており怖ろしいような濁流が流れていた。 市内の各所で冠水しているところがあったり。 危険水域を越えて避難をしている人も多いという。
我が家は幸いなことに無事である。 それがどんなにありがたいことだろうか。
覚悟をしていた停電もまぬがれ。 こうしてささやかに今日を記すことも出来る。
息子や娘とも連絡がとれ大丈夫だよということ。 息子は深夜まで仕事。娘も早目に帰宅できそうでほっとする。
消防団の夫は午前中に招集があり高潮の警戒に出掛けた。 もう慣れているはずだったけれど。さすがに独りは心細く。 「行かないで」と言ったら「バカかおまえは!」と笑われた。
でもよくよく考えてみたら独りぼっちなんかじゃなかった。 庭の犬小屋にいたあんずを家の中に引っ張り込んで。 彼女の寝ている姿に安堵しつつ時を過ごす事になる。
それにしても急に静かになった。 嵐はもう過ぎ去ったというのだろうか。
いやまだ油断は出来ない。無事に明日がくるまでは。
おとうさんはやく帰って来てくれたらいいな・・・。
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