台風6号が不気味に接近していて風雨が強まってきた。 来るものは避けようがなく身構えるような気持ちで時を過ごすしかない。 明日は暴風域に入る見込みでもしかしたら上陸も在りうるだろう。
息子や娘のことが心配でならない。 仕事がちょうど休みなら良いのだけれど。 一緒に暮らさなくなってから子供たちの予定がまったくわからなくなった。
心配し過ぎだよと父である彼は笑い飛ばそうとするけれど。 心配性の母はどうしても悪い事ばかり考えてしまうのだった。
どうか危険な目にあいませんようにと祈らずにはいられない。
玄関先のつばめが。二度目の子育てをしている最中でもある。 暑さのせいだろうか先日から三羽の雛が亡くなってしまった。 もう駄目かもしれないと諦めていた矢先。 一羽が無事に育っているのを確認したばかりだった。
そのかけがえのない一羽の雛に餌を運び続ける親鳥。 今日も強い雨の中を勇ましく飛び立っていく姿を見た。
そうして夕方にはいつもより早目に帰巣してきて。 雛を抱くようにしてその羽根で包みこんでいた。 愛しい我が子。この嵐からなんとしても守ろうとするかのように。
微笑ましさ以上に強い愛情を感じて目頭が熱くなった。
やまない雨はない。過ぎない嵐もないのだもの。
きっとだいじょうぶ。つよくつよく生きてほしいよ。
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