今日も不安定な空模様。 気温もさほど上がらず過ごしやすい一日だった。
山里のやまももの実がすっかり落ちてしまって。 あたりじゅうに果実酒のような匂いが漂っていた。 たわわに実った実はとても食べきれずにそうして落ちる。 なんだかすこし淋しい。その木は確かに生きているのだけれど。
仕事は少し多忙。休みがとれず今週のバドは諦めてしまった。 身体を思いっきり動かしたくてならず不完全燃焼のままだった。 自分の身勝手さを思い知ったような気がしてしゅんとした気分。
どんな時もあるのだからと自分に言い聞かす。 あくまでも臨機応変がいちばんなのではないだろうか。
帰宅するなりあんずの甘えた声がする。 どうやら私が帰って来るのを待っていたようだ。 術後すっかり甘えん坊になってしまったけれどそれも可愛いものだ。
はいはい。すぐに行きましょうといつもの散歩道を歩く。 ずっと嫌がっていた首のカラーにもすっかり慣れてしまったようだ。 何度も立ち止まっては夏草の匂いをまさぐるように嗅ごうとする。
明後日はやっと抜糸。二週間あまり彼女なりに我慢をして耐えた事だろう。 すごくすごくえらかったよとほめてあげたい気持ちでいっぱいだった。
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