午後7時20分。外はまだ明るくて。 沈みかけた夕陽がほんのりと茜色をつれてきてくれる。
あるひとが『ほおずき色』と言っていた。 その表現がああいいなってすごく思った。 真似をしてはいけないなと思いつつ そう綴ることが出来たらどんなにいいだろうか。
とても暑かったいちにちがそうして暮れていく。 やがて夜気が少しずつ熱を冷ましてくれることだろう。
今日は安息日。と言えば聞こえは良いけれど。 動き出すことを一切せずただただ怠けた一日だった。 この私のだらしなさは今に始まったことではないけれど。 食べて寝るまた食べて寝る一日もけっこう充実している。
あまりの暑さにコンビニにアイスを買いに行った。 自転車をこぐ。夏の陽射しと南風がとても心地よい。 どこまでもぐんぐんと自転車をとばしてみたくなった。
たとえば海。20分もあればそこに着くだろう。 自転車で来ましたよと言って波打ち際を歩いてみたかった。
思うことはとてもたやすい。実行に移さないのが私の癖だった。
午後4時半。いつもの散歩。陽射しはまだ暑いままでも風は心地よい。 あんずは暑さも気にならない様子でぐんぐんと先を歩いていく。 お大師堂には昨日のお遍路さんがそのまま滞在しているようだった。 顔は見えなかったけれど同じ靴があり今日もきびすを返す。
お遍路さんも今日は安息日だったのだろう。 お大師堂を気に入ってくれてゆっくり休んでくれて良かったなと思う。
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