七夕。空はどんよりと曇っていて天の川は見えそうにないけれど。 雲の上にはかならず晴れた夜空がひろがっていることを忘れてはいけない。
嘆くことなどなにもない。希望はきっとそこにあるのだから。
被災地の子供が書いた願いごとの短冊には。 「どうかお母さんが早くみつかりますように」
胸がしめつけられるような思いがした。 自分の願いごとなどほんの些細な事のような気がしたのだった。
今夜こそ手を合わさなければいけない。 祈らなければいけない大切なことがあるのだと思う。
日常はそんな思いとはかけ離れたように過ぎていく。 気がつけば普通に暮らしていくことが当たり前のようになっているのだ。
今日も職場に着くなり祖母の様子を見に行く。 もしかしたらもう動けないまま寝たきりになってしまうのかもしれない。 そんな心配をしていたけれど。今朝は自力で立ち上がることが出来ていた。 よいしょ。よいしょと自分で掛け声をかけながら一歩一歩足を運ぶ姿。 決して負けないぞと言う強い意思を感じ。なんと安堵したことだろう。
一度諦めてしまうともう取り返しのつかない高齢者だった。 そんな母親を思っての義父の叱咤ではなかったのかと気づいた。
えらいね。おばあちゃんすごいえらいよ!そうほめてあげると満面の笑顔。
私もすごく嬉しかった。だって大好きなおばあちゃんなんだもの。
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