いつもの散歩道を歩きお大師堂に行くと。 私が来るのを待っていてくれたひとがいた。
会うのはこれで八回目となる例の修行僧のお遍路さんだった。 今回は一人ではなくなんとフランス人の女性のお遍路さんが一緒。 徳島で出会ったそうでそれ以来一緒に旅を続けているということ。
ふたりの満面の笑顔がとても嬉しかった。 日本語チョトダケワカリマスと言ってしばし語らう。 ただそのひとは私達の会話を楽しそうに聞いているだけで。 自分からは何も語ろうとはしなかったのだけれど。 終始笑顔を絶やさずともに和んでいる様子が印象的だった。
大震災後。日本は危険だと帰国した外国人がたくさんいると言う。 けれどもこうしてお遍路をしてくれているひともいてくれるのだ。 それがとてもありがたかった。いくら手を合わせても足りないくらいに。
また会いましょうねと握手をして別れたけれど。 もっともっと一緒にいたいなとすごく思った出会いだった。
お大師堂に咲く真紅のアマリリス。
この花を見るたびに今日のことを思い出すことだろう。
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