今年はもう駄目なのかもしれないと諦めていたけれど。 今日はその姿を見つけてどんなにかほっとしたことか。
ツバメたちが帰って来てくれた。 我が家にふたつある古巣には近寄ろうとはしないけれど。 軒下にそれはいて安心しきったふうで羽根を休めていた。
それだけでじゅうぶんなのだと思う。
いつもとは違う春をツバメたちも察しているのかもしれない。 けれども帰る場所。そこで生きる術を知っているのだと思う。
もしかしたら古巣のことを思い出してくれるかもしれない。 そうしてそこでまた新しい命を育んでくれるかもしれない。
一縷の望みを抱いてその姿に手を合わせた。
帰って来てくれてありがとう。感謝の気持ちでいっぱいだ。
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