冬の名残の北風が吹き荒れたいちにち。
今朝の新聞を見ていたら『寒の戻り』 それは春を生むための陣痛のようなものだとあった。 なるほどとうなずく。陣痛があるからこそ春が生まれるのだ。
そんな痛みのような寒さ。それもまた感慨深くおもう。
今日は海苔の初出荷の日だった。 それは娘を嫁に出すような気持ちに似ている。 殆どは佃煮屋さんに引き取られていくのだけれど。 緑のままの海苔を娘のように愛しく思ったりもする。
たくさんのひとに食べて欲しいそう願いつつ送り出す。
いつもの散歩。今日も路地で桜の木を仰いだ。 真っ青な青空にその花が宝石のように輝いて見えた。 どんなに北風が吹き荒れようとそこはもう春だった。
お大師堂で手をあわす。 今日は母が大学病院に入院した日でもある。 母からは何も連絡が来なかったけれど。 明後日が手術の予定らしかった。 付き添ってあげたいけれどそれも出来ず。 なんだかひどく親不孝をしているような気がした。
散歩から帰宅するなり義父より電話がある。 来週早々になんとか一日だけ助けて欲しいとの事。 もちろん承諾する。なんとしても助けてあげなくてはと思う。
ずっとあれこれと思い悩んでいたけれど。
なんとかなるときがきっと今なのだとやっと思えるようになった。
|