ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年02月08日(火) 待っている

今夜は雨が降るのだという。
なんと久しぶりの雨だろうか。
雨音がむしょうに聴きたくなって。
待っている。からっぽの器のように。


今日はいつもの散歩道を行く。
枯れ草ばかりの土手であんずが立ち止まる。
ふと見ると雀色の野に若い緑が萌えている。
蓬の新芽だった。しきりに匂いを嗅ぐあんず。
私も屈みこんで鼻をくっつけてみたくなった。

ちいさな春を見つけたきぶん。
日に日に緑が濃くなっていくことだろう。
雑草たちの呼吸が聴こえてきそうだった。



食後。台所で後片付けをしていると。
仕事帰りの息子がひょっこりと寄ってくれた。
仕事がとても大変そう。辞めたくなったと呟く。
辞めてどうするのだと言うと家業を継ぐのだなどと。
はんぶん本気そうな事を言って父も母もびっくり。

晩ご飯食べて行きなさい。と言っても要らないと言い。
早く帰ってビールが飲みたいと風のように去って行った。

仕事がそんなに辛いのか・・と母は心配でならず。
ちょっと愚痴りに来ただけさと父は笑っている。

そうであってほしい。父も母もいつだって聞いてあげるから。
嫌なことがあったらちゃんと話して欲しい。

しんどい時はそう言って。決して無理をしないでいてね。


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