初雪がふる。風にのって舞うようにそれはふる。 積もるような雪ではなくてとても儚い粉雪だった。
クリスマス。だというのに町に買物に出掛けたら。 もうお正月の鏡餅が山積みにされ売られていた。 ツリーも跡形もなく片付けられていてなんだか寂しい。 みんなみんな急いでいるようで少しとまどってしまった。
私にはあれもこれもしなくっちゃという気持ちがいまはない。 いっそ何もしなくても新年がくるのだからと思ったりもする。
そんなゆったりとしたいまの気持ちを失いたくないとおもう。
そのくせしみじみとこの一年を振り返っている。 ずいぶんと老いてしまったなどとマイナス感情はさておき。 どうにかこうにかなにごともなるようになったんだなとおもう。
いろんな苦労もあったけれどそれも人生のひとこま。
苦労があったからこそ喜びをかみしめることが出来たのだもの。
今年もあとわずか。そのわずかのあいだをたのしもう。
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