ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年11月11日(木) これも縁でしょう

曇り日。太陽のありがたさをしみじみとおもう。

あたりの景色が一気に冬枯れてしまったように感じる。
灰色の世界。山々の紅葉にはっと目をみはったりする。
そうしながら秋を確かめる。まだ冬ではないのだなと。

すこしほっとする。


雨が降らない限り毎日の散歩は欠かさない。
ほんの少しの道のりだけれど歩くと身体が温まる。
猫じゃらしの群生するなかに飛び込むようにして。
あんずがおしっこをする。その仕草も愉快だった。

お大師堂にはふたりのお遍路さんがいた。
ひとりはなんと焼酎を飲んでもう酔っている様子。
ひとりは白髪の物静かな人で下戸なのだと言う。

ふたりはたまたまここで出会ったらしく。
白髪のひとはちょっととまどっているようだった。
これも縁でしょうと言うとそうですねと微笑んでくれた。

酔ったひとがしばらくあんずと遊んでくれる。
そのひとは犬と会話が出来るのだそうで。
あーだらこーだら言ってしゃべっているのが愉快だった。

そうして酔った勢いなのか。私の背中をさすりたいと言い出す。
重いでしょ?痛いでしょ?とそれがほんとに当たっているから。
無下に断るわけにもいかずちょっとだけ背中をさすってもらった。

私はそういうチカラを信じないわけではない。

酔ったひとは背中をさすり終わると肩をえい!っと叩き。
呪文のようなお経のような言葉をつぶやいていた。

まだまだ足りないと言う。もう少しなのにとも言う。

さて効き目はいかに。それは気のせいかもしれないけれど。
不思議と背中が軽くなったような気がしないわけでもなかった。


これも縁でしょう。ありがとうございましたとお礼を言って。

微笑みながら家路についたことだった。




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