昨日は立冬。肌寒さを覚悟していたけれど。 今日は思いがけないほどの小春日和になった。
ぽかぽかと暖かいと心までぬくぬくとしてくる。 苛立つ事もなくおだやかに時が流れていった。
朝の道には銀杏の木が一気に色づき始め。 朝陽にきらきらとその黄金が輝いていた。 今日よりも明日と深く深く染まる事だろう。
仕事は相変わらず。もう閑古鳥も鳴き飽きたかもしれない。 けれども常連のお客さんが必ず顔を見せてくれるのが嬉しい。
ひとりは新鮮なブロッコリーを持ってきてくれた。 もうひとりは大和芋をたくさん持ってきてくれた。 そうしてもうひとりはこれもたくさんの柚子を。
ありがたくてひとりひとりに手を合わすような気持ちだった。
帰宅して柚子を絞る。ほとばしる果汁。なんとも良い香り。 台所だけでなく家中に柚子の香りが漂っているのだった。
しあわせだなとおもう。
ひとがこうしてとどけてくれるもの。
|