厳しい残暑。9月とは思えないほどの猛暑日となる。
そろそろ川仕事の準備を始めなければいけないのだけれど、 先日の彼のこともありもうしばらく様子を見ることにした。 来週末頃になれば少しは暑さもやわらぐことだろう。
おかげでいただいた安息日。ふたりごろごろと怠惰に過ごす。 時間がゆっくりと過ぎていく。それは無意味な時なのかもしれない。 けれどもまったりと寛いでいる身体が喜んでいるようにも思える。
ありあわせの夕食を食べながら、10年後20年後を語り合う。 それはまさしく老後のことだった。ふたりとも元気でいるかしら。 私の更年期障害。彼の腰痛。いったいどんなふたりになっているのだろう。
先のことだよと彼は言う。先のことなんてなにもわからないのだ。 それよりも今を大切に日々を精一杯に乗り越えていかなければいけない。
夕風を待ちかねていつもの散歩に出掛ける。 今はこんなに元気なあんずもやがては弱ってしまう事だろう。 せつなさが込み上げてくる。そのせつなさが風に吹かれているのだった。
茜色の夕焼けは秋の気配がする。落ちていく夕陽がとても急いでいる。 か細い三日月が見え始め一番星がきらりと光り始めた空だった。
きょうがおわる。きょうも生きた。それ以外に何を思うことがあろうか。
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