ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年09月01日(水) 9月の風

風の強いいちにち。
山里にいるとそれが南風なのか東風なのかよくわからないけれど。
9月の声を聞きその残暑をやわらげるような涼しさを感じた。

穏やかに時が過ぎていく。
先日の怒鳴り声の主も今日はとてもにこやかにしていて。
わたしの緊張感も少しずつ薄れていくのだった。

そのひとのことがずっと苦手だった。
けれどももしかしたらずっと好きだったのかもしれないと思う。

笑顔が嬉しかった。それはほんとうにほっとする笑顔だった。

どんな日もある。光もあれば影もあるように日々が流れていく。



帰宅していつもの夕暮れ散歩。日暮れが随分と早くなった。
さっさと行かなくちゃと気が急いていたのかもしれない。
例のごとくであんずとまた喧嘩をしてしまった。
お大師堂に行きたくないと駄々をこねてしょうがないのだ。

私は怒る。叱るのじゃなくて本気で怒ってしまった。
リードの先を持ってムチのようにあんずを叩いてしまった。

つぶらな瞳が悲しそうに私を見つめる。
ごめんなさいと懇願するようにその目が真っ直ぐに向かってくる。

ああ、なんてことをしたのだろう。
どうしてこんなに怒っているのだろう。

お大師堂で手を合わせながら懺悔するように頭を垂れた。


薄暗くなった土手の道を夕風に吹かれながら家路に着く。

涼しいね。気持ちいいねとあんずに声をかけていると。

ふふっとあんずが笑ったような気がした。




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