散歩中に見上げた空には思いがけずにうろこ雲。 ふっとさびしくなるのはなぜだろう。 ふっとせつなくなるのはなぜだろう。
そんな空が茜色に染まっていく真っただ中を。 誰かに引きとめられたように立ち竦んでいた。
ときどきは平穏でいられない時もある。 今日は朝から職場に大きな雷が落ちて。 怒鳴り声がまるで嵐のように荒れていた。
そのひとはよほど虫の居所が悪かったのだろう。 たまたまその矛先が私に向かったのだとおもう。
ああ嫌だと思ったところで逃げ場所もなく。 ただただ耐えていたけれど酷い有様だった。
ひとはかなしい。そしてひとはおろかなものだ。
そんな嵐も去り何事もなかったように静かになる。 もう忘れなくちゃと思いつつ未だに尾をひいている私も。
おろかなのだとおもう。だってわたしもひとだもの。
どんな日もあるものだ。いつも平穏だとは限らなくて。 みんなが笑顔でまいにち微笑んでいられたらどんなに良いだろう。
明日はあしたの風がふく。私はこの言葉が大好きだった。
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