ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年08月24日(火) ささやかな出会い

夕風を待ちかねていたように散歩に出掛ける。

茜色の空に沈む太陽はまだ少し熱を帯びているけれど。
土手のススキがその熱を扇ぎ冷ますように風に揺れている。

ここちよい涼風だった。昼間の暑さが嘘のように思う。



お大師堂にはお遍路さんの大きな荷物があった。
姿は見えず買物にでも行ったのかなと思っていたら。
川でじゃぶじゃぶと水浴びをしているところだった。

ここらへんは汽水域で水は塩分を含んでいるのだけれど。
汗にまみれた身体にはどんな水でも心地よいものだろう。

声をかけるのはちょっとはばかられそっとお参りをする。
そしたらいつの間にか帰って来ていてびっくりしてしまった。

「いやぁこんなかっこうですいません」と腰をタオルで巻いて
なんともさっぱりとした様子でにこにこと微笑んでいた。

目のやり場に困ったけれどほんの少しおしゃべりをする。
暑さにまいってしまって思うように歩けないことなど。

先日はひとりのお遍路さんが熱中症で亡くなったこともあり
炎天下を歩き続けるということはほんとうに辛い事だと思う。

どうか無理をしないように。どうか無事にと祈るばかりだった。


ささやかな出会い。そのひとの笑顔が嬉しい。

ああ今日はいい日だったねとつぶやきながらの帰り道だった。




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