立秋。この日を暑さの頂点というけれど。 もうすでに秋ではないかと思うほど涼しい一日だった。
空は晴れているかと思いきや突然のにわか雨。 洗濯物を出したり入れたりまた出したりしていた。
しかしまだまだこれから残暑が厳しくなることだろう。 いく夏を惜しむように太陽の眩しさを目に留めていたいと思う。
仕事はお休み。ゆったりとした気持ちでのんびりと過ごす。 いつもなら週末はぐったりと寝ていることが多いのだけれど。 今日は茶の間で二時間ほどテレビを見ていた。 『花田少年史』という映画である。 面白くもありほろりと涙が出てくる場面もありなかなか良かった。
夕方はいつもの散歩。空は晴れて夕陽がとても眩しかった。 ススキの穂が日に日に増えていく土手。風が心地よく吹く。
あんずと少しケンカ。あまりの我がままぶりにちょっと腹が立つ。 怒りながら。自分はどうしてこんなに怒っているのだろうと不思議。 私が怒るとあんずも怒る。私たちはよほど似た者同士らしかった。
お大師堂で手を合わす。そうしてやっと穏やかな気持ちになった。
私が穏やかになるとあんずも素直になる。その顔が微笑んでいるのを。
まるで鏡のようにおもって。私もふふっと微笑み返しをするのだった。
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