久しぶりに晴れたけれどすごい蒸し暑さ。 まだまだこれから夏本番だというのに。 もう夏バテ気味になってしまいそうだった。
朝の峠道。何人かのお遍路さんを追い越す。 重い荷物を背負っての旅はどんなにか辛い事だろう。 すっかり日焼けした顔。汗が流れているのがわかる。
それでも彼らは歩き続ける。ほんとうに頭が下がる思いだ。
出来る事ならばひとりひとりに声をかけたい気持ちでいっぱいになった。
エアコンの効いた職場で一日を過ごす申し訳なさ。 午後のいちばん暑い時間に電話工事の人が来てくれる。 昨日の雷のせいだろうか職場の電話が不通になっていた。 高所作業車で電柱にあがり故障を直してくれたのだけれど。 すぐには直らず高いところでずいぶんと手間取ってしまった。 ヘルメットを被っての作業はどんなにか暑いことだろうかと。 はらはらとしながらその作業を見守ることしか出来なかった。
それが仕事のひともいる。そのおかげで助かるひともいる。 暑い、暑いと言ってなどいられないのだとつくづく思った。
帰宅して食後の散歩。昼間の暑さが嘘のように涼しかった。 夕風に吹かれながらとりとめもなくいろんなことを考える。
あれこれといろんなことがあったけれどなるようになったみたい。 欲を言えばきりがないのだもの今に感謝しなければと思うのだった。
土手に一輪の野アザミ。除草作業で根こそぎ刈られたというのに。
彼女は生きていた。それは春の日と変わらない薄紫の笑顔だった。
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