うす曇りの空。やわらかな陽射しにふわふわっと。 こころが吸い込まれていくようなきもちになった。
すこし気が遠くなる。たおれてしまうのではと思うほど。 なんともこころもとないものだ。ちゃんと立っているのに。
この心細さはいったいどこからやってくるのだろう。
気分転換に庭の掃除をする。犬小屋のあたり。 あんずの抜毛がコケのようにかたまっていた。 這うようにしてそれを取り除いていると。 あんずが追いかけてきては私の顔を舐めるのだ。 くすぐったくてたまらない。それも愉快なこと。
午後は茶の間で彼と一緒にテレビを見ていた。 うつらうつら。そのまま2時間も寝入ってしまう。 相変わらずのだらしなさ。自分でもあきれてしまう。
寝起きの気だるさをふりおとすように散歩に出掛けた。 胸をはっていちにっいちにっと風にふかれながら歩く。
もういちにちが暮れていってしまうのか。
なんだかあまりにもあっけないことに思える。
それでもわたしはそんざいしていて時は流れるのだった。
いいのかな。うんきっとこれでいいのだろう。
静があって動があるのなら今日は静のいちにちとしよう。
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