さつき晴れ。陽射しがきらきらとまぶしい。
いつもの散歩道。お大師堂が見え始めたとき。 ふとなんとなくかのひとの顔が目に浮かんだ。 そうしたらいきなり扉が開いてまさにそのひとが。 目の前に現れたのでほんとにびっくりしてしまった。 例の修行僧のお遍路さん。これで六度目の再会となる。
微笑むアマリリスのかたわらでふたりも微笑みあった。
きっといいことがありますよ。その言葉が嬉しかった。
面接。はんぶんの不安とはんぶんの期待だったけれど。 現実はとても厳しいものだということを思い知らされた。
私はもう若くはないから。それはどうしようもないこと。 年齢不問というのはあくまでも形式的なことなのだと言う。 わずか10分程の面接で。そのひとはにっこりともせずに。 採用ならば一週間以内に連絡をするから待つように言われた。
なんだか肩透かしをくらったような気持ちでしょんぼりと帰る。 でもまあこれも経験だと思えば。すこし気も楽になるのだった。
気分はすっかり諦めているけれど。まだまだ道は続いている。 きっときっとなるようになる。そう信じて前へ進んでいきたい。
ななつ転んでもやっつ起きてみよう。まだひとつではないか。
なんのこれしき。ふたつもみっつもど〜んときなさい。
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