今日もさつき晴れ。爽やかな風と陽射しが嬉しい。
土手にはチガヤの白い花が咲き始めた。 それは近寄って見るとまだ若き穂であり。 真っ白ではなく少しグレーがかっている。 そうしてオレンジ色の粒々がくっついている。
いかにも草の花らしく緑の葉からまっすぐに。 空に向かって風とたわむれている姿がよかった。
やがて純白の綿のようになりまた風に揺れることだろう。 ゆうらゆうらと風となかよしになるその日が目に浮かんだ。
散歩の帰り道。土手の下の民家のそばを通ると。 畑にはトマトと茄子が植えられてあり。里芋が。 10センチくらいの可愛らしい芽を出していた。
野菜はとてもたくましい。見ているだけで元気が出る。
そうして通り過ぎようとしていたところはっとした。 なんとその畑の片隅に紫陽花の花がもう咲いていたのだ。 薄紫とブルーと。思わず歓声をあげて足を止めてながめた。
季節はたしかに前へ前へとすすんでいるのだなと思った。
今日は安息日。昨日の緊張も失望もすっかり薄れてしまう。 駄目もとだと思えば。またスタートラインに立てるのだもの。 急がばまわれということばだってある。焦る事はなにもない。
明日は山里の職場へ行ってみようと思っている。 母からは電話ひとつないけれどやはり心配だった。
少し気が重いけれど職探しをしていることも話さなければ。 母にしたらずっと手伝ってくれるものとあてにしているだろう。
暮らしさえ楽であるなら私だってそうしてあげたい。 なんだか見捨てるようなことになり心苦しいのだけれど。
あれこれと思い煩うことはあっても。笑顔の一日にしたいものだ。
|