ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年04月20日(火) さちこかえる

二十四節気のひとつ『穀雨』だという今日。
昨日の肌寒い雨とはちがうのはそのせいだろうか。
しとしととやわらかな雨が静かに降りつづいた。

穀物の生長にはひつような雨だということ。
もしかしたらひとにもひつような雨かもしれない。

そんな雨も午後にはやみほんの少し青空がみえた。


「け〜んちゃん」父の事をそう呼びながらサチコが帰る。
ほんとうに愉快な娘だ。我が家の茶の間も一気に晴れた。

おみやげに資源ごみをたくさん持って来てくれたりで。
それもまた笑いの種になりしばしにぎやかに語り合う。

すこしふっくらとした。なんと5キロも太ったそうだ。
仕事と家事の両立でやつれはしないかと心配していたけれど。
家に居た頃よりもずっと健康そうに見えてほっとする。

春物の衣料などを袋に詰め込んであわただしく帰って行く。
庭に出て見送るときはやはりほんの少しさびしくなった。

そうして家に入ってもまだサチコの残したふんわりとした
まるで春風のようなくうきが漂っていてふとせつなくなる。


父も母もまたこんな日をずっと待っていることだろう。

春風がやがて夏風にかわり向日葵のように咲く娘のことを。


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