黄砂なのだろうか。霞がかった空。 気温も上昇しすっかり春らしくなる。
ぽかぽか日和に誘われて「しんむけいげ」に行った。 今日を逃せばこの春はもう無理かもしれないと思い。 いてもたってもいられないような気持ちで出掛ける。
お店はほぼ満席状態。窓際のカウンターは無理で。 いっそ春風に吹かれようと裏庭のテラスを選んだ。
吹き抜ける風にウグイスの鳴き声。なんとも心地よく。 美味しい珈琲と甘さを控えたロールケーキを食べた。
友人は変わらず天真爛漫。いつ会っても朗らかな笑顔。 私はといえばついつい不安な事などを口にしてしまい。 そんなことはないよと笑い飛ばしてくれるのを期待する。
私たちは決して似たもの同士ではないのだけれど。 不思議と気が合って長い歳月をともに過ごして来た。
ゆうじんとよんでいるのはかたおもいかもしれない。 彼女はうちの息子が小学生の時の担任の先生だった。 たまたま同い年であり文芸のようなものでつながる。 それ以外にはなにもないのかもしれないなとも思う。
けれども私にとってはかけがえのないゆうじんだった。
今度は夏ね。この店の窓から見える風景はどんなだろう。 きらきらとまぶしい川面。対岸の柳の木が夏風に揺れる。
わたしのふあんがたとえふえていたとしても。
かのじょがわらいとばしてくれるのがうれしい。
|